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うつ病と一言で言っても、その症状はたくさんあります。

そして何よりもやっかいなことは、多くの人がその症状を複数合わせ持って苦しんでいるということです。

特にその中でも厄介なものが『頭痛』です。

しかも、うつ病から来る頭痛は普通の頭痛とは異なるので、一般的な痛み止めなどでは対応ができないことが多いのです。

まず大きな特徴としては、うつ病の頭痛なのか、普通の頭痛なのかの判別ができないということです。

誰しも頭痛が長引けば何とかしようと捉えるでしょうが、瞬間的だと収まればアフターケアなどには手を出さないことがほとんどです。

しかし、実際うつ病の発症から頭痛までのメカニズムは次のようになっています。

①うつ病を発症

②脳内の神経伝達物質『セロトニン』が急激に減少

③うつ病特有の頭痛を発症

④食欲不振や睡眠障害などを併発

⑤ストレスから通常の頭痛を発症

このようになっています。

そのため、③と⑤を合併した頭痛を引き起こすのです。

⑤の頭痛に対応するためには通常の頭痛薬などで問題ないそうですが、③には効果がないと言われており、

③に対応するためには、鯨飲となった『セロトニン』を補充するしかないそうです。

よって、基本的には通常の頭痛を併発するまで、自分がうつ病の頭痛を発症しているとは考えないので、その治療が何歩も遅れることになります。

医師であっても神経科などの専門医でなければ見逃してしまうような症状です。

素人の私たちではそれを見極めることなど到底不可能に近いのですが、その可能性を示唆する信号は見逃してはいけません。

冒頭でも述べましたが、多くの人が複数の症状を併発して悩んでいます。

またストレスは誰でも抱えてしまうものです。

頭痛だけではなく、他の症状を併発しているようであればうつ病を疑ってみた方が良いかもしれません。